中間発表では「悪女の巣窟フランス」が惨敗?
昨日のピクウィック・クラブのブログで「ワールド文学カップ」第一週の売上ランキングが発表されていましたね。
売上ランキング:第一週(ピクウィッククラブのブログ)
僕は優勝予想で「悪女の巣窟フランス」をあげていたんだけど、影も形もないじゃないか。
タイがトップを走るなんて誰が思ったか。
知恵を絞った結果「悪女の巣窟フランス」をあげたんですけど、的外れだったのかもしれませんね。
あと一カ月、巻き返しを期待します。
ところで、ここのところずっと海外作品ばっかりだったし久々に国内作品を、ということで昨日は開口健『裸の王様』を読んだ。
- 作者: 開高健
- 出版社/メーカー: 新潮社
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海外文学を読むといっても日本語に翻訳されたものを読むわけなんですけど、やはり日本人が日本語で書いた作品は読んでいて尻のすわりがいいというか、死ぬほど落ち着きますね。多文化への無知とか、言語の変換によるバリで話の筋を見失う心配をしなくてもいいから安心して読めます。
これ読んだらトウェイン→イーユン・リー→松浦寿輝→小林秀雄→モヤ→プイグ→クノー→オクリ→ラシュディ→エイメ→ブレイク→メルヴィル…と続きます。
ちょっとずつあったかくなってきたし、次の週末は飯能とか秩父の方に向かう電車で本を読むことにします。トウェインなんて読んだらきっと気持ちいいぜ。読書のために家に引きこもる、なんて根暗なことはもうやめたのだ。